“鯛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たい79.1%
たひ15.7%
だい3.5%
てえ0.9%
たえ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その他、鮨の材料を採ったあとのかつお中落なかおちだの、あわびはらわただの、たいの白子だのをたくみに調理したものが、ときどき常連にだけ突出された。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
たひはくやしくつてのやうに眞赤まつかになりました。けれどまたこわくつて、こほりのやうにこはばつてぶるぶる、ふるえてをりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
おおいの布を払って披露された品々は、その一端をあげても——お小袖こそで之料二百余反、播州ばんしゅう杉原紙二百そく鞍置物くらおきものぴき明石あかしだい千籠、蛛蛸くもだこ三千連、御太刀幾振
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「田舎ものめ、河野の邸へ鞍替くらがえしろ、朝飯にぎゅうはあっても、てえの目を食った犬は昔から江戸にゃ無えんだ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婆「たえ鶏卵たまごつゆがあるがね」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)