“鯛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たい79.8%
たひ15.4%
だい2.9%
てえ1.0%
たえ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
系図を言えばたいうち、というので、系図鯛けいずだいを略してケイズという黒い鯛で、あの恵比寿えびす様が抱いていらっしゃるものです。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いかに栄養をよくしても、犬のような蚤は出来ないし、又いかに不足な栄養でも目高めだかぐらいのたいはいない——この研究は、ほぼ完成に近づいて
地図にない島 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
また一ツは米国水兵数多あまた車座くるまざになりて日本料理のぜんに向ひ大きなる料理のたいを見て驚き騒げる様を描きしものあるを記憶す。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
たひはくやしくつてのやうに眞赤まつかになりました。けれどまたこわくつて、こほりのやうにこはばつてぶるぶる、ふるえてをりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
が、家内かない財布さいふじりにあたつてて、安直あんちよくたひがあれば、……魴鮄はうぼうでもいゝ、……こひねがはくは菽乳羮ちりにしたい。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
鳥追の声はさらなり、武家のつゞきて町に遠所には江鰶こはだすしたひのすしとうる声今もあり、春めくもの也。
明石あかしだい千籠、蛛蛸くもだこ三千連、御太刀幾振、野里鋳物のざといもの種々くさぐさなどと——その数も品目の多いことも
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここでつった魚は、イソマグロ、カツオ、カマス、シイラ、赤まつだい、白鯛、ヒラカツオ、カメアジなど、多くの種類で、ときどきは、長さ二メートル、太さ人間の足ほどもある海蛇や、尾のなかほどに毒針のある、アカエイも、つり針にかかった。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
よいわさ。徳川どのにも、それくらいな駄々だだはこねさせてやらねばなるまい。……が、長益も雄利かつとしも、見ておれよ。やがて、近々ちかぢかのまに、そのすね者を秀吉の膝に上げて、三河だいのさかなに赤飯を食わして見しょうぞ。ははははは。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「田舎ものめ、河野の邸へ鞍替くらがえしろ、朝飯にぎゅうはあっても、てえの目を食った犬は昔から江戸にゃ無えんだ。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「他の魚屋の商うのはたいさ、め組のに限っちゃてえよ、なあ、めい公。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これが嘘なら、わっしてえ場違ばちげえだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
婆「たえ鶏卵たまごつゆがあるがね」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)