“鰥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やもめ81.8%
おとこやもめ4.5%
やまめ4.5%
やむを4.5%
やもお4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう袖子そでことうさんはやもめで、中年ちゅうねんいにわかれたひとにあるように、おとこ一つでどうにかこうにか袖子そでこたちをおおきくしてきた。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
肥り返って岩畳骨格がんじょうづくりの男だ。顔は頗る不器用で御丁寧におとこやもめと来ているが、お金は大層あるそうだ。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
女「アノやまめが出来ます」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
父母、太郎夫婦、此の恐ろしかりつる事を聞きて、いよよ豊雄があやまちならぬをあはれみ、かつは妖怪もののけしふねきを恐れける。かくて三〇一やむをにてあらするにこそ。妻むかへさせんとてはかりける。
独身で暮すやもおに似ず、ごく内気でございますから、外出そとでも致さず閉籠とじこもり、鬱々うつ/\書見しょけんのみして居りますところへ、或日あるひ志丈が尋ねて参り