“鬱々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつうつ72.3%
くさくさ9.2%
うつ/\9.2%
くさ/\4.6%
くよくよ3.1%
ふさい1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべての悩みも悲しみも、苦しみももだえも、胸に秘めて、ただ鬱々うつうつと一人かなしきもの思いに沈むというような可憐な表情を持つ花です。
季節の植物帳 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
と、肩の物といっしょに、胸の中の鬱々くさくさまで、束にして、おっぽり出すように、がちゃんと、土間の地面へ大きな音をひびかせた。
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
独身で暮すやもおに似ず、ごく内気でございますから、外出そとでも致さず閉籠とじこもり、鬱々うつ/\書見しょけんのみして居りますところへ、或日あるひ志丈が尋ねて参り
同家ではこれを広い世間にたつた一つしか無い宝物ほうもつとして土蔵にしまひ込んで置いた。そして主人が気が鬱々くさ/\すると、それを取り出して見た。
青磁の皿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
一刻いっときでも、半日でも、鬱々くよくよしちゃあ損だ。おたがい様に、死ぬなら笑って死のうじゃありませんか。花見に行って、つまずいて死ぬ奴すらある。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大島仁藏翁おほしまじんざうをう死後しご權藏ごんざう一時いちじ守本尊まもりほんぞんうしなつたていで、すこぶ鬱々ふさいましたが、それも少時しばしで、たちまもと元氣げんき恢復くわいふくし、のみならず、以前いぜんましはたらしました。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)