“総”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
すべ57.8%
ふさ22.3%
8.8%
そう4.7%
あら4.1%
あらゆ1.0%
すべて1.0%
スベ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“総”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語14.3%
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ9.7%
文学 > 日本文学 > 日本文学6.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
自動車にありて二十分が程に我眼の見し所のものすべて珍しからぬはなかりしこと、幾多の西の国にもまささふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
一つの技術が世界ことごとくの芸術の様式と内容のすべてを含んでしまうという技法は今までにまだ発見されていないようだ。
油絵新技法 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
ふさつきの立て槍を持った騎馬隊と鉄弓組の中間には、雪白の馬にまたがった眉目びもくするどい一壮士の姿が見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
並んで、萌黄紗もえぎしゃに朱のふさ結んだ、市女笠を捧げて従ったのは、特にお珊が望んだという、お美津のじいの伝五郎。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ジェントルマン」を「ジェンルマン」、「リットル」を「リルル」、べてそう云う発音の仕方で話の中へ英語を挟みます。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
○鳥のロースの残骨や肉屑等べて料理の屑を少しの野菜とともに長く煮てスープを取れば料理物の味付や濁りスープに用いらるべし。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
汽船では乗客を皆な別の船に移して、荷を軽くして船員そうがゝりで、長い竿棹さをを五本も六本も浅い州に突張つつぱつて居た。
(新字旧仮名) / 田山花袋(著)
とうとうほかもんが一つ一つかたはしからうちやぶられ、やがてどっとそうくずれになりました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しかも、それは、文学に於けるいかなる分野が、素質が、属性が、あらゆる文学の方向から共通に考察されねばならないか。
あらゆるものを焼き、総ゆるものを灰にするような、令嬢に対する私の愛情は、博士に対する恐怖感をさえ乗越えて行った。
老武士おいぶしその人にないばかりでなくその老武士がはいって来ると共にあらゆる物が生気を失い陰々たる鬼気に襲われるのであった。
日置流系図 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「困った事にはこの浮世には、私と反対な立場にいて私に反対する悪い奴がいる。悪、不平等、呪詛じゅそ、無慈悲、こういう物の持ち主で、やはり私と同じようにあらゆる人間に付きまとっている」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
で、そのいえすべて什具じゅうぐとは、棄売すてうりはらわれて、イワン、デミトリチとその母親ははおやとはついぶつとなった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
記者思うに不幸なる大河の日記に依りて大河のすべてを知ることあたわず、何となれば日記はすなわち大河自身が書き、しかしてその日記には彼が馬島に於ける生活を多くしるさざればなり。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
忙ハスベテ閑ニ及バズ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)