宮本武蔵みやもとむさし05 風の巻05 かぜのまき
丹波街道の長坂口は、指さして彼方に望むことができる。並木越しに、白い電光かのように眼を射るのは、その丹波境の標高で、また、京都の西北の郊外を囲っている山々の襞をなしている残雪だった。 「火を放けろ」 と誰かいう。 春先なのだ。まだ正月の九日 …
作品に特徴的な語句
コウベ 退 カン カエ タワム なや ショウ むさ すご しま ロウ くら ノボ にお くわく 戦慄ふるい ヒタイ 後退あとさ 蝸牛まいまい ねむる こば あら にこ あが つぶ こども ショウ 退 ワレ 故郷くこ 童女こども つぶさ 下婢すえ ひし もの おの くも めま トモ カツ あらた スベ ひいで もの 遊戯あそ さきの 迂回まわり しん てめえ じょ やか とし いおい とき きたな しり じょ 退 軽蔑みくび 計画はかりごと いず あがの 突出とつしゆつ 美貌きれい うしろ じじ 複雑さまざま だん きつ さが 後退あとず あい つれ 青楼いえ しっか ぶっ 一日ついたち
題名が同じ作品
宮本武蔵:01 序、はしがき (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)