“婦”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おんな58.7%
をんな16.7%
よめ6.5%
つま2.9%
ひと2.9%
2.9%
2.2%
をみな2.2%
1.4%
あま0.7%
(他:4)2.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“婦”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 戯曲5.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この悪念でも、さすがはおんなで、つつみゆわえましたは、継合つぎあわせた蛇の脱殻ぬけがらでござりますわ。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
隔てない中だから、かねて、美人のそのおんなのために、魂に火を点じて、かすかに生命を消さなかったと云うのを聞いた。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わたくし身躰からだひとつ、胴廻どうまはりをると、かたからさかさまをんなちた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「あゝ……」と途端とたんに、をんな心附こゝろづいたらしく、手紙てがみけて、
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
房氏銀三十両を結納金に貰うて衛氏に改嫁し、更にその金を結納としてせがれ可立のために呂月娥てふ十八歳のよめを迎えた。
積薪せきしんおもはず悚然ぞつとして、たゞちに衣冠いくわんつくろひ、わかよめはゞかりあり
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
材木町ざいもくちやう陶器屋たうきやつま嬰兒あかごふところに、六歳ろくさいになる女兒をんなのこいて
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もし両者に軽重の区別があると言いますならば、天津神は父、国津神は母、天孫民族はおっと、先住土着の民族はつまの関係という位のところであります。
あの、幻の道具屋の、綺麗なひとのようでもあったし、裲襠姿振袖うちかけすがたふりそでの額の押絵の一体のようにも思う。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、ばけものは、人のよくいて邪心を追って来たので、やさしひと幻影まぼろしばかり。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
人のなることを知りて之を姦せんとす、元より非道なり、れども彼は非道を世人の嫌悪する意味に於ての非道とせず。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
五百の来り嫁した時、抽斎の家族は主人夫婦、長男恒善つねよし、長女いと、次男優善やすよしの五人であったが、間もなく純はでて馬場氏のとなった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
諭吉ゆきちは一をしゅちょうし、もちろん、自分じぶんでもそれを実行じっこうしました。
問『矢張やはり一規則きそくでございますか?』
ヘンドリク・ドウフの妻は長崎のをみなにてすなはち道富丈吉だうふぢやうきちみき
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
をみなは叫び、夫は喇叭らつぱ吹き、子は背後より長き鞭をふるひて爺孃やぢやうを亂打し、その脚下には小き馬の後脚にて立ちて、前に開ける簿册を讀む眞似したるあり。
ひさはつと鼻ひりて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
今でも文明の風の多く吹き渡らず、生活の向上に憧憬あこがれる事を知らぬ桃源場裏の村落へ行ってみると、一・二室しかない粗末なる家に荒蓆を敷いて一家族が団欒し、所謂父はててらにはふたのした気軽な暮らしに、酔生夢死しているものが少くない。
——畜生ちくしやうあま畜生ちくしやう——
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ふん、で、そのおのれがおなごは、蜘蛛の巣をかぶって草原に寝ておるじゃな。」
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たぼそではせる、さらりとすだれくれなゐまくそとへ、
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たぼ心着こゝろづいたか一寸々々ちよい/\此方こなた振返ふりかへる。
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人でその同性が、一人の異性を獲ようとして争ふと言つたことの外に、ツマツマとが争闘することも、「つまあらそひ」と言ふ語に這入る。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
十四、君ノトナッテ
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)