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『麦搗』
ふりがな文庫
『
麦搗
(
むぎつき
)
』
傳へ聞く、唐土長安の都に、蒋生と云ふは、其の土地官員の好い處。何某の男で、ぐつと色身に澄した男。今時本朝には斯樣のもあるまいが、淺葱の襟に緋縮緬。拙が、と拔衣紋に成つて、オホン、と膝をついと撫でて、反る。 風流自喜偶歩、と云ふので、一六が釜 …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
撲
(
くらは
)
少女
(
こをんな
)
徒
(
てあひ
)
婦
(
たぼ
)
生
(
せい
)
言
(
いひ
)
汝
(
きさま
)
爺
(
おやぢ
)
搖
(
ゆすぶ
)
上
(
うへ
)
蝟
(
はりせんぼん
)
水
(
すゐ
)
追放
(
おつぱな
)
笑
(
ゑみ
)
上
(
あ
)
男
(
だん
)
代
(
かは
)
前
(
まへ
)
拙
(
せつ
)
美
(
び
)
小
(
ちひ
)
奴
(
やつこ
)
大
(
おほ
)
炭火
(
たんくわ
)
地
(
ぢ
)
土龍
(
むぐらもち
)
引合
(
ひきあ
)
引返
(
ひつかへ
)
通
(
とほ
)
可厭
(
いと
)
怠惰
(
なま
)
紅
(
くれなゐ
)
情
(
じやう
)
納
(
をさ
)
方
(
はう
)
斯樣
(
こんな
)
候
(
さふらふ
)
抱
(
かゝ
)
故
(
わざ
)
一個
(
いつこ
)
小遣
(
こづかひ
)
許
(
ゆる
)
居
(
ゐ
)
己
(
おのれ
)
喝采
(
やんや
)
引込
(
ひつこ
)
蘇生
(
よみがへ
)
張
(
はり
)
這奴
(
しやつ
)
莞爾
(
につこり
)
茫然
(
ばうぜん
)
思遣
(
おもひや
)
恍惚
(
うつとり
)
色身
(
いろみ
)
雀躍
(
こをどり
)
背負
(
しよ
)
背
(
せな
)
其
(
それ
)
擦
(
さす
)
熟
(
じつ
)
煽
(
あふ
)
係
(
かゝ
)
上下
(
うへした
)
來
(
こ
)
響
(
ひゞ
)
果
(
は
)
植込
(
うゑこみ
)
注射
(
さゝ
)
掛
(
かゝ
)
今日
(
けふ
)
此
(
これ
)
殺
(
そ
)
此
(
こ
)
姓
(
せい
)
屹
(
きつ
)
小刀
(
こがたな
)
小女
(
こをんな
)
甥
(
をひ
)
然
(
さ
)
尤
(
もつと
)
袖口
(
そでくち
)
申
(
まを
)
申上
(
まをしあ
)
炎
(
ほのほ
)
崩
(
くづ
)
工合
(
ぐあひ
)
澄
(
すま
)
男
(
をとこ
)
町盡
(
まちはづ
)
己
(
おれ
)
幽
(
かすか
)
廁
(
かはや
)
引
(
ひき
)
汚
(
よご
)
相場
(
さうば
)
相違
(
さうゐ
)
憚
(
はゞか
)
愼
(
つゝし
)
惣領
(
そうりやう
)
新宿
(
しんじゆく
)