“工合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぐあい76.3%
ぐあひ19.1%
ぐあ3.7%
ぐえゝ0.4%
ぐえい0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あのときは一月ほども野宿したという、今度もこの工合ぐあいでは一月ぐらいは野宿しなくてはなるまい、大変なことになった、と思った。
地異印象記 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「ははあ、そいつはどうもとんだご災難でございました。しかしいかゞでございませう。こんども多分はそんな工合ぐあひに参りませうか。」
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「どうも初めてというものは、工合ぐあいの悪いものでしてな……私などもつい三月ほど前にここに来たのですが、始めは弱りましたよ」
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「さうだよ、まつせえよおめえ、めでゝえさけだから、威勢えせえつければおめえ身體からだ工合ぐえゝだつてちつとぐれえならなほつちやあよ」ばあさんまたすゝめた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
今の利齋ぐれえにゃアす積りだが……むゝあの鹿島かしまさんの御注文で、島桐しまぎりの火鉢と桑の棚をこせえたがの、棚の工合ぐえいは自分でもく出来たようだから見てくれ
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)