“位”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらゐ29.1%
くらい29.1%
ぐらゐ10.2%
ぐらい8.7%
くれえ4.0%
くら4.0%
3.1%
2.2%
1.9%
ぐら1.5%
ぐれえ1.5%
くれ1.2%
ぐれ0.9%
くれい0.6%
くらえ0.3%
くりや0.3%
くれゐ0.3%
くれゑ0.3%
しき0.3%
クライ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(七)舜禹しゆんうあひだ(八)岳牧がくぼくみなすすむ。すなはこれ(九)くらゐこころみ、しよくつかさどらしむることすうねん(一〇)功用こうようすでおこり、しかのちまつりごとさづく。
これで勝負しょうぶはつきました。芦屋あしや道満どうまんくらいげられて、御殿ごてんからされました。そして阿倍あべ晴明せいめいのお弟子でしになりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
やすさんは、まだかへらないんでせうかね。貴方あなた今度こんだ日曜にちえうぐらゐ番町ばんちやうまでつて御覽ごらんなさらなくつて」と注意ちゆういしたことがあるが、宗助そうすけ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
誰もが知っている通り、春夏秋冬と、松の木ぐらい手入ていれに手数のかかる木はすくない。自然物入ものいりもかさむ。全くやっかい至極な放蕩息子だ。
解説 趣味を通じての先生 (新字新仮名) / 額田六福(著)
森「なぜ此のくれえな顔を持っていて、穢ない姿なりをしているでしょう、二つきしばりぐれえめかけにでも出たらばさそうなものですなア」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
彼は、背丈は、京一よりも低いくらいだったが、頑丈で、腕や脚がふしこぶっていた。肩幅も広かった。きかぬ気で敏捷だった。
まかないの棒 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
第三は、宝暦変の時に、倒幕の先鋒であった竹屋三きょうが、幕府の目をくらまして失踪の後、いつか同家の食客となっていること。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ありますとも、其処そこが臨機応変、仏教のいわゆる、「しょ」に適する方法に於いて原則を実地に応用しなければなりません。
慈悲 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかしながら、白状はくじやうする。此時代このじだいには、研究けんきうだい四かだいで、だい三は好奇心かうきしんであつた。だい二は弄古的ろうこてき慾心よくしん?であつた。だい一はじつ運動うんどう目的もくてきであつた。
爪長つめながく、おほきさは七しやく乃至ないしじやう二三じやくぐらいの巨鳥きよてうが、天日てんじつくらくなるまでおびたゞしくぐんをなして、輕氣球けいきゝゆう目懸めがけて、おそつてたのである。
近頃ちかごろ唐鍬たうぐは使つけほねおれつからつて仕事しごとしまつちや一がふぐれえけてつちやあんだつちけが、それ今日けふはやくからてたんだつちきや
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
う腹を立っちゃア仕様がねえ、え、おい、だがねえお賤さん、人間が馬の腹掛を着て来るくれえの恥を明かしてお前さんに頼むのだ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
どうかお台所の隅へでも女房を置いて重湯でも飲ましておいてくれゝば、わっちも膏薬の一貼ひとはりぐれえは買って来ますから、どうかお預りを願います
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
心配しんぺいする事アえ、先生。齢ア四十一だべえが、村一番の醜婦みたくなし巨女おほをなごだア、加之それにハア、酒を飲めば一升も飲むし、甚麽どんな男も手余てやましにするくれい悪酔語堀ごんぼうほりだで。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
らもいまんなつてからぢやこれ、はなしするやうなもんだがひとしきりやいたかんな本當ほんたうに、こんでもくらえにすんにやゝつとこせえだぞ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そるば、どうしてん、発たずにやをられんて云ふととだるけん、こんくりやあわけんわからん話てあるもんぢやなかと。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「だつて、そのくれゐあためへだア。お前さアばか、勝手な真似して、うらとがめられるせきはねえだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
『ハイ行きますよ。貴方あなたくれゑ隔てなくして呉れる人アえだもの。』
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
公子 津波しき、家来どもが些細ささいな事を。さあ、そこへお掛け。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
梁山泊ノ義士 宋江ソウコウ。 大名府ダイミョウフ、及ビ天下ノ人士ニ告グ 今ヤ、大宋国タイソウコクニアリテハカミ濫官ランカンクライニアリ シモ汚吏権オリケンホシイママニ、良民ヲシイタ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)