“其位”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのくらゐ60.0%
そのくらい20.0%
それくらゐ10.0%
それ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其位そのくらゐぢや滿足まんぞく出來できないわ』といたましげなこゑあはれなあいちやんがつぶやいて、さておもふやう、『うかして芋蟲いもむしおこりッぽくしない工夫くふうはないものかしら』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
我心わがこころ間に拘わらざる時は、間は明白にして其位そのくらいにあり。故に心に間を止めず間に心を止めずよく水月の本心と云う也。
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
其位それくらゐのことは許して呉れたつても好ささうなものぢや無いか。』と銀之助は準教員の前に立つて言つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
其位それを受ける法王は、むろん露国にもやはり仏教が行われて居って、一番最高等の僧侶はこういう物を受けるのである位の事で受けたので
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)