“呟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つぶや92.4%
つぶ6.2%
ぼや0.6%
こぼ0.6%
せきばらい0.1%
まぶ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、食事も何も忘れて、油煙ゆえん臭い押入れの中で、不思議なせりふをつぶやきながら、終日幻燈の画に見入っていることさえありました。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
音はしずかにしずかにつぶやくようにふるえています。けれどもいったいどっちの方か、わたくしは呆れてつっ立ってしまいました。
ポラーノの広場 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
何処からとも無く蜂のやうにぶつ/\ぼやく声が聞え出した。暫くすると、尻に針を持つたらしい一人の学生が衝立つゝたつて博士を呼んだ。
こぼしたといふ事だ。だが、それはトルストイが無理なので、学問の余り頼みにならないのは、何もお医者のに限つた事ではない。
と呼んだ、我ながら雉子きじのように聞えたので、せきばらいして、もう一度
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
平次はまぶしさうに手を振るだけです。