“呟”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つぶや92.2%
つぶ6.0%
こぼ0.8%
ぼや0.8%
せきばらい0.2%
まぶ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“呟”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語15.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.4%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「この苗字は私の村(奈良県下)では軒並なんですが——」と彼はその時も、ふところの中に顔を埋めるようにしてつぶやいた。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
と私は独言ひとりごとのようにつぶやいた。又も底知れぬ恐怖にとらわれつつ……。しかし若林博士は平気でうなずいた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
弁之助はその夜、自分の寝所へはいって燈を消すと、闇の空間をみつめながら、つぶやくような声で「お母さま」と、呼んでみた。
日本婦道記:おもかげ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は腹の中でこうつぶやいた。断然面会を謝絶する勇気をたない彼は、下女を見たなり少時しばらく黙っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こぼしたといふ事だ。だが、それはトルストイが無理なので、学問の余り頼みにならないのは、何もお医者のに限つた事ではない。
田といふ田には稲の穂が、琥珀色に寄せつ返しつ波打つてゐたが、然し、今年は例年よりも作がずつと劣つてゐると人々がこぼしあつてゐた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
岡野氏等は房州のやうな天国に松魚のれない法はない筈だと、ぶつ/\ぼやきながら次の天津あまづをさしてつた。
王栄老は郊外電車の不通に出会つた銀行員のやうに、荷物を横抱きにぶつぶつぼやきながら、かはぺりの宿屋に入つた。
と呼んだ、我ながら雉子きじのように聞えたので、せきばらいして、もう一度、
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
平次はまぶしさうに手を振るだけです。