“まぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マブ
語句割合
81.5%
間夫4.0%
情夫3.8%
目眩2.9%
2.1%
羞明1.3%
目映0.8%
真夫0.5%
眼眩0.5%
0.3%
0.3%
0.3%
情人0.3%
0.3%
眩惑0.3%
眩耀0.3%
眼映0.3%
眼深0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
首を振ったが、それは事実そのとおりなのだが、どうしてか顔が熱くなり、兄やつなの眼がしくなった。そこで彼は自分で狼狽
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
米吉は坊士禿から成人して色子になり、お染の薄墨太夫に拾われて、その間夫になったのさ。商売女のいか物喰いだよ。
菊の井のお力は土方の手傳ひを情夫に持つなどゝ考違へをされてもならない、夫は昔しの夢がたりさ、何の今は忘れて仕舞て源とも七とも思ひ出されぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
男のやうに太いその指のを伝うて、彼等のの落ちたところには、黒つぽい深緑のなかに埋もれて、目眩しいそはそはした夏の朝の光のなかで
乳首苦艾って鳩小舍壁際日向ぼっこりをして……殿樣貴下はマンチュアにござらしゃりました……いや、まだ/\きゃしませぬ。
はっと我にかえると羞明しい輝きの中にたっている自分を見出した。そして前には美しいショールの女の五、六人が、中を割って、わたしを通して行きすぎた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
にもいう天長節日和の冬の日がぱっと差して来たので、お雪さんは目映しそうな顔をして、横に純一の方に向いた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「いやらしい。そう言ってくんなんし。わちきにも真夫のひとりや二人はござんす。ゆっくり会うてから参りますと、そう言ってくんなんし」
高田を立って二日目、女中達は皆足を痛めている上に、眼まで今日は痛めたので、行燈の光さえ眼眩しいところから、宿直の人を残して、いずれも割当てられた部屋部屋へ引下った。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
平次はしさうに手を振るだけです。
出ましてへ降りて、仕事をしている兼を探し出して、うしろから脳天を喰らわしてやりました。そうして旦那の処へ御厄介を願いに来ましたので……逃げも隠れも致しません。ヘエ……
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)
大夫、何処へ行ってもどうも別にこれぞと云うな仕事もなく、東海道金谷の寺で大妙寺と申すは法華宗の大寺で、これへ這入って金八百両取ったが、の寺にしては存外有りましたが
張順は中庭へ潜んでッていた。情人でもないらしいが、酒肴が運ばれてゆく。客はつまりこわもての客とみえ、婆やもなかなか気をつかっている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
燦々しく輝くのみである、此の正体は問う迄もなく夜光珠で、中には十二乗を照すとも評す可きいのもある。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
二十畳近くしける大広間に十八人の人間がずらりと並んだわけである。眩惑しそうな電光が白光を放ち、春風楼は俄かに生き生きして来た。台所では瓦斯の火で湯がわかされ、酒の燗がはじまった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
私は、眞白な寢臺と、すつかりかげつた壁を凝視めて、坐つてゐた——とき/″\、ぼんやり光つてゐる鏡の方へ、眩耀しい眼を向けながら——。私は、死人の話を思ひ出しはじめた。
蒲団をばねて、勢好く飛起きた。寢衣着更へて、雨戸をけると、眞晝の日光がパツと射込むで、眼映しくツて眼が啓けぬ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
私もハッと気がついて相手の顔を見る。眼深かにった作業帽のの奥の瞳が、かたくなに機関車がたぐり寄せる軌道の彼方に据えられたまま動きもしない。