“考違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんちが60.0%
かんがえちがい20.0%
かんがへちがひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊の井のお力は土方の手傳ひを情夫まぶに持つなどゝ考違かんちがへをされてもならない、夫は昔しの夢がたりさ、何の今は忘れて仕舞て源とも七とも思ひ出されぬ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
が、俺が貴女を、金で買うことが出来たとおもったのは、俺の考違かんがえちがいでした。金で俺の買い得たのは、たゞ妻と云う名前だけです。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
が、わしが貴女を、金で買ふことが出来たと想つたのは、わし考違かんがへちがひでした。金でわしの買ひ得たのは、たゞ妻と云ふ名前だけです。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)