“金谷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かなや87.5%
きんこく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、また、彼の金谷かなやおきせさん(東雲師末の妹)は良人没後再嫁し、娘が出来ました。その娘が金物商かなものしょう中山家へ縁附きました。
ソコデもって中津の有志者すなわち暗殺者は、金谷かなやう処に集会をもよおして、今夜いよ/\しまに押掛けて福澤を殺すことに議決した、その理由は
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一、詩歌の小集あらん時吟詠ならざるものは、金谷きんこくの罰を用ゆる時は酗䤄くめんいとふべし、しばらく月川七わんの倍数を茶に換ふべし
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かつ河陽かやう金谷きんこく別莊べつさういとなむや、花果くわくわ草樹さうじゆ異類いるゐ禽獸きんじうひとつとしてあらざるものなし。とき武帝ぶていしうと王鎧わうがいへるものあり。驕奢けうしや石崇せきそう相競あひきそふ。がいあめもつかまれば、そうらふもつたきゞとす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)