“營”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
いとな61.5%
いと7.7%
いとなみ7.7%
えい7.7%
いとま3.8%
しつ3.8%
しつら3.8%
つく3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いとな七日々々なぬか/\追善供養つゐぜんくやうも心の及ぶだけはつとめしが何分男の手一ツでをさなき者の養育やういく當惑たうわくひるは漸く近所きんじよとなりもらちゝなどしよる摺粉すりこ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
宗助そうすけ今日こんにちまで經驗けいけんうつたへて、これくらゐかすかな燈火ともしびに、いとなむ人間にんげんおもおここと出來できなかつた。そのひかり無論むろんつきよりもつよかつた。かつつきごと蒼白あをじろいろではなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
木立こだちを見れば沙門等しやもんら野邊のべおくりいとなみ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
すると、發車間ぎはに慌てゝのつたらしい、かばんを持つた、えい利會社の外交風の男が二人、金太郎のうしろの、も一つうしろのボツクスにこしおろして何か話し出した。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
女房が死んで百ヶ日もいとままないうちに、後添の話でもあるまいと言ふのと、お角には先の亭主の子で、四つになる幸三郎といふ伜があるので、いづれ年でも明けたら、幸三郎を里にやつて
搖上ゆりあ搖下ゆりおろされ今にも逆卷さかまくなみに引れ那落ならくしづまん計りなれば八かんねつ地獄ぢごくの樣もかくやとばかりおそろしなんどもおろかなり看々みる/\山の如き大浪おほなみは天神丸の胴腹どうはらへ打付たればあはれやさしも堅固けんごしつらへし天神丸も忽地たちまち巖石がんせきに打付られ微塵みぢんなつくだけ失たり氣早きばやき吉兵衞は此時早くも身構みがまへして所持の品は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なし已に其議も調のひければ急に本堂ほんだうわきなる座敷に上段をしつらへ前にみすおろし赤川大膳藤井左京の兩人は繼上下つぎかみしもにて其前にひかへ傍らに天忠和尚をしやう紫の衣を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
然してその兄高田あげだを作らば、汝が命は下田くぼだつくりたまへ。その兄下田を作らば、汝が命は高田を營りたまへ一七。然したまはば、吾水をれば、三年の間にかならずその兄貧しくなりなむ。