“いとな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.9%
27.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、丁度殺人鬼が人を殺すのと、同じ興味を以て、同じ感激を以て、原稿紙の上に彼の血みどろの犯罪生活をいとなんでいたのだ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
からだをこしらえている細胞の間は、放電現象が起ったり、またそれを充電したり、そういう電気的のいとなみが行われていることなんだとさ。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
娘喜美の死體は、檢屍が濟むと直ぐ宇田川町に運んでその晩はそのまゝ、親類と近所の衆とでお通夜をいとなんで居りました。
よつすみやかやかた召返めしかへし、いて、昌黎しやうれいおもてたゞしうしてふ。なんぢずや、市肆しし賤類せんるゐ朝暮てうぼいとなみに齷齪あくさくたるもの、一事いちじちやうずるあり、なんぢまなばずしてなにをかなすと、叔公をぢさん大目玉おほめだまくらはす。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)