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『花間文字』
ふりがな文庫
『
花間文字
(
かかんもじ
)
』
晩唐一代の名家、韓昌黎に、一人の猶子韓湘あり。江淮より迎へて昌黎其の館に養ひぬ。猶子年少うして白皙、容姿恰も婦人の如し。然も其の行ひ放逸にして、聊も學ぶことをせず。學院に遣はして子弟に件はしむれば、愚なるが故に同窓に辱めらる。更に街西の僧院 …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
香
(
かぐは
)
前
(
すゝ
)
長
(
ちやう
)
辱
(
はづかし
)
正
(
たゞし
)
彈
(
たん
)
微笑
(
びせう
)
件
(
ともな
)
朶
(
はなびら
)
言
(
ものい
)
解
(
かい
)
汝
(
なんぢ
)
一簇
(
いつそう
)
書
(
しよ
)
調
(
てう
)
欲
(
ほつ
)
藏
(
ざう
)
公
(
きみ
)
分明
(
ぶんみやう
)
則
(
すなはち
)
後
(
おく
)
食
(
くら
)
掌
(
たなそこ
)
家
(
いへ
)
乃
(
すなはち
)
旬
(
じゆん
)
朝
(
てう
)
逡巡
(
しゆんじゆん
)
夕陽
(
せきやう
)
來
(
きた
)
此
(
かく
)
候
(
さふらふ
)
表
(
へう
)
術
(
じゆつ
)
行
(
おこな
)
四方
(
しはう
)
薫
(
かを
)
唯々
(
ゐゝ
)
唯
(
と
)
聊
(
いさゝか
)
缺
(
かけら
)
同
(
おなじ
)
窠
(
くわ
)
紅
(
くれなゐ
)
齷齪
(
あくさく
)
從者
(
じゆうしや
)
少
(
わか
)
定
(
さだ
)
教
(
をし
)
敢
(
あへ
)
暮
(
くれ
)
朝廷
(
てうてい
)
朝暮
(
てうぼ
)
治
(
をさ
)
咲
(
ざき
)
咀
(
くら
)
畏
(
かしこま
)
窟
(
くつ
)
經
(
ふ
)
一掬
(
いつきく
)
纔
(
わづか
)
一瓢
(
いつぺう
)
出
(
い
)
花間
(
くわかん
)
食
(
く
)
全
(
まつた
)
許
(
ゆる
)
關
(
せき
)
何
(
なに
)
仍
(
よつ
)
辛
(
から
)
座
(
ざ
)
庭
(
には
)
是
(
こ
)
齎
(
もた
)
後
(
のち
)
點
(
てん
)
微紅
(
びこう
)
怪
(
あや
)
恙
(
つゝが
)
意
(
い
)
我
(
わ
)
指
(
ゆびさ
)
放逸
(
はういつ
)
顧
(
かへり
)
頃刻
(
けいこく
)
故
(
ゆゑ
)
霏々
(
ひゝ
)
開
(
ひら
)
遮
(
さへぎ
)
曰
(
いは
)
更
(
さら
)
遣
(
つか
)
漂
(
たゞよ
)
猶子
(
いうし
)
狂暴
(
きやうばう
)
能
(
あた
)
用
(
もち
)
涙
(
なんだ
)
消
(
け
)