“術”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すべ61.6%
28.7%
じゅつ3.4%
じゆつ3.1%
わざ1.5%
てだて0.5%
0.5%
づち0.2%
ばけ0.2%
やつ0.2%
(他:1)0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“術”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語34.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
葉子は何事を犠牲に供しても灼熱しゃくねつした二人の間の執着を続けるばかりでなくさらに強めるすべを見いだそうとした。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
すべを知らず黙っても、まだかぶりをふるのであるから、廉平は茫然ぼうぜんとして、ただこぶしを握って、
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そいつは後で調べる。——もつとも、お七のところにしけ込んだにしても、夜中にそつと拔け出して來るはあるだらう」
「隱しちやためにならないよ。お組を預つたとがは知らなかつた分にしてやるもあるが、それも、お前の出やうひとつだ」
それから、かねがね、母親から魔法まほうじゅつをならっておいたので、この肌着をぬいながら魔法をしかけておきました。
お蔦は急に起上った身体からだのあがきで、寝床に添った押入の暗い方へ顔の向いたを、こなたへ見返すさえじゅつなそうであった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
A だらうともつた。きみ細君さいくんからほとこされたじゆつ今度こんどてき應用おうようしたんだね。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
護身ごしんじゆつや、魔法まはふつかひのをしへにあらず、なきはゝ記念かたみなりきとぞ。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれさきの言を承けていひけるは、彼等もしよくこのわざを習はざりきとならば、その事このとこよりも我を苦しむ 七六—七八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
雙脇もろわきいたく痩せたるはミケーレ・スコットといひ、惑はし欺く無益むやくわざにまことに長けし者なりき 一一五—一一七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
但し此ほかに横山をたすけんてだてあるべきや。
姉川合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
医師が見舞うたびに、あえて口にはいわねど、その症候の次第に著しくなり来るを認めつつ、てだてを尽くして防ぎ止めんとせしかいもなく、目には見えねど浪子の病はひびに募りて、三月の初旬はじめには、疑うべくもあらぬ肺結核の初期に入りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ヒダを作るのにを持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重宝がられた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
裳の襞を作るのにを持つた女などが、何でもないことで、とりわけ重寶がられた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
大臣おとどふみもえとらず、手わななきてやがて笑ひて、今日はづちなし、右の大臣にまかせ申すとだにいひやり給はざりければ々々」
余録(一九二四年より) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
同学鞍作得志くらつくりのとくし、虎をて友として、そのばけを学び取れり。あるいは枯山からやまをして変えて青山にす。あるいは黄なるつちをして変えて白き水にす。
同学鞍作得志くらつくりのとくし、虎をて友として、そのばけを学び取れり。あるいは枯山からやまをして変えて青山にす。あるいは黄なるつちをして変えて白き水にす。種々くさぐさあやしき術、つくして究むべからず。
阿漕あこぎやつです。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女房なぞは今ではすっかりタクトを心得込んで家賃を負けさせようとの魂胆こんたん物凄く、年中菊の話ばかり持ち出して「大家の小父おじさん」なぞと甘ったれていたが、この小父貴おじきが昔市長なんぞを務めたのが運の尽きとなって、今や半狂乱の私に遮二無二見当を付けられてまさに風前の灯火ともしびとなっているのであった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)