“奇術”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きじゅつ55.6%
ツリツク11.1%
てじな11.1%
てづま11.1%
トリック11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時にはもう、奇術きじゅつ師のみなりこそしていますが、目は鋭く輝やき、勇気が全身に、みちみちて、勇ましい李伯将軍りはくしょうぐんに変っていました。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
(ははあ 泥炭のちよつとした奇術ツリツクですな)
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
大次郎も千浪を伴い、この駕籠の奇術てじなを道中で演じながら東海道をまっすぐに遠州へ上ることになる。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「そない言はんと、せめて秋まで延ばしなはらんかいな。そのうち千日せんにちへでもて、おもろい奇術てづまを見てからにでもしたらうや。」
おきなぐさはその変幻へんげんの光の奇術トリックの中でゆめよりもしずかに話しました。
おきなぐさ (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)