“てづま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手妻57.1%
手品28.6%
奇術7.1%
魔術7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これで手妻てづまの種は判ったが、さてその女がこの一件に係り合いがあるかねえか、その判断がむずかしいな
半七捕物帳:66 地蔵は踊る (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
噺の途中へお化けのでるときは私は都楽とらく都船とせんの写し絵をつかいたい、忍びの術使いのでるときには鈴川一座の日本手品てづまや水芸もつかいたい、時と場合によったら筋の都合で
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「そない言はんと、せめて秋まで延ばしなはらんかいな。そのうち千日せんにちへでもて、おもろい奇術てづまを見てからにでもしたらうや。」
紙をにして仕事もせず魔術てづまも手抜もして居ぬ十兵衞、天気のよい日と同じことに雨の降る日も風の夜も楽〻として居りまする
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)