“手妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てづま88.9%
てずま11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
旦那様、皆がみな、そんな間違いをなさるはずはございませんですよ。あの日本一太郎という手妻てづま使いの人は、ほんとにわたくしの父なのでございますよ
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
これで手妻てづまの種は判ったが、さてその女がこの一件に係り合いがあるかねえか、その判断がむずかしいな
半七捕物帳:66 地蔵は踊る (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
舐め筆の娘の死んだ日にお丸そっくりの女が筆を買いに来て、一ときばかり経って又その筆を取り換えに来た。そこが手妻てずまだ。取り換えに来たときに、筆の穂へなにか毒薬を塗って来たに相違ねえ。
半七捕物帳:22 筆屋の娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)