“てずま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手品50.0%
手妻25.0%
魔術25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれはそのあとで、あすこの沼ばたけでおもしろい手品てずまをやって見せるからな。その代わりことしの冬は、家じゅうそばばかり食うんだぞ。おまえそばはすきだろうが。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
舐め筆の娘の死んだ日にお丸そっくりの女が筆を買いに来て、一ときばかり経って又その筆を取り換えに来た。そこが手妻てずまだ。取り換えに来たときに、筆の穂へなにか毒薬を塗って来たに相違ねえ。
半七捕物帳:22 筆屋の娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お上人様が一言半句十兵衛の細工をお疑いなさらぬ以上は何心配のこともなし、余の人たちが何を云わりょうと、紙をにして仕事もせず魔術てずまも手抜きもしていぬ十兵衛
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)