“材”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
50.0%
ざい25.0%
たね16.7%
はか8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙をにして仕事もせず魔術てづまも手抜もして居ぬ十兵衞、天気のよい日と同じことに雨の降る日も風の夜も楽〻として居りまする
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
後者の孟浪杜撰まんらんづざんなることは忽ち瞭然りやうぜんとなるであらう。しかもこの新らしい随筆の作者はかならずしも庸愚ようぐざいばかりではない。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「ええ、投銭、お手の内は頂きやせん、たねあかしの本を売るのでげす、お求め下さいやし。」
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いかだに乗りて海に浮ばん。我に従う者は其れゆうなるかと。子路之を聞きて喜ぶ。子曰く、由や勇を好むこと我に過ぎたり。取りはかる所なしと。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)