“樹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
56.6%
21.3%
12.8%
じゅ3.3%
じゆ1.4%
0.8%
0.8%
0.5%
たて0.5%
0.5%
(他:5)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“樹”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸17.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.4%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
下を見下みおろすと、山の側面はそれほど急でないが、と名のつくような青いものはまるでひとみさえぎらない。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
少年せうねん端艇たんてい野球等やきゆうとうほかひまがあるといしげる、のぼ
唯、得難きは当年のル・メルキウルに、象徴主義の大旆たいはいてしが如き英霊底えいれいていかん一ダアスのみ。
「男の子のない家にてた、鯉幟の下にあるのさ。五月五日の晩に仲間を呼んだのは、人目につかずに、これが開けられるからだ」
この山全体がある伯爵の別荘地で、時には浴衣ゆかたの色がから見えたり、女の声ががけの上で響いたりします。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
秋山あきやましたがくりみづわれこそさめ御思みおもひよりは 〔巻二・九二〕 鏡王女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大きなぼだいじゅのあるターコール僧正そうじょうの家から、一ばかりはなれた町のはずれに、きたない宿屋やどやがありました。
活人形 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
二人ふたりは、りんごじゅ手入ていれをしたり、栽培さいばいをしたりして、そこでしばらくいっしょにらすことになりました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
紅蜀葵こうしよくきの様な花を榎の様な大木に一ぱい附けて、芝生の上へ円形にその花を落すサンバじゆなどの蔭を踏むと
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
月は一庭のじゆらし、樹は一庭の影を落し、影と光と黒白こくびやく斑々はん/\としてにはつ。
良夜 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
『白虎通』に、社稷に樹あるは何の故ぞ、尊んでこれを識して民人をして望んでこれを敬せしむ、これにうるにその地に産する木をもってす、とある由。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
丑松は喪心した人のやうになつて、長いこと同じところにゑたやうに立つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
水底ミナゾコ水漬ミヅく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ヒトモトの白い珊瑚サンゴである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
水底ミナゾコ水漬ミヅく白玉なる郎女の身は、やがて又、一幹ヒトモトの白い珊瑚のである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ふた月を歌にただある三ぼん加茂川千鳥恋はなき子ぞ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
蝙蝠かはほりはうつぼに、
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
古我判事は沈思熟考の末、本事件に当るべきプランをたてて終った。彼はホッと溜息をついて、傍の冷え切った番茶をグッと啜った。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
その後一離一合して更に、新傾向派中にも別に一旗幟をたてる者があり、また殆ど旧調に復したものもあるに至った。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
西川祐信画の絵本徒然草に、垣根に高くてた竿の尖に鎌を掲げた図面があつた。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
門松をてた後の心持ちのやすらひを考へて見ればよい。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
林「ヒエ一人従弟えとこがありやすが、是は死んでしまエたか、生きているかきやたゝんので、今迄何とも音ずれのない処を見ると、死んでしもうたかと思いやす、ぜつにはやから落ちた何とか同様で、心細い身の上でがす」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
敬愛する吉村さん——しげるさん——私は今、序にかえて君にてた一文をこの書のはじめにしるすにつけても、矢張やっぱり呼び慣れたように君の親しい名を呼びたい。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
大木たいぼくみきたかえだ綾錦あやにしきいとなみ、こゝにむすめきしが
妙齢 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
珈琲コオヒイにほひ、ボイの註文を通す声、それからクリスマストリイ——さう云ふ賑かな周囲の中に自分はにがい顔をして、いやいやその原稿用紙と万年筆とを受取つた。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
バウムの下の小さなお堂の中に人形の基督孩児クリストキンドが寝ている。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)