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『茸をたずねる』
ふりがな文庫
『
茸をたずねる
(
たけをたずねる
)
』
秋が来る。山風が吹き颪す。欅や榎の葉が虚空へ群がってとびちる。谷川の水が澄みきって落栗が明らかに転びつつ流れてゆく。そうすると毎年私の好奇心が彼の大空へ連なり聳えた山々のふところへ深くもひきつけられる。というのは其の連山のふところにはさまざ …
著者
飯田蛇笏
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
逆
(
さかしま
)
焦
(
や
)
寂
(
しん
)
乾
(
ひ
)
念
(
おもい
)
尋
(
ひろ
)
面
(
めん
)
杜松
(
ひば
)
憩
(
やす
)
終
(
しま
)
榛
(
はしばみ
)
退
(
ひ
)
簇生
(
そうせい
)
樹
(
た
)
制
(
おさ
)
茸
(
たけ
)
騰
(
のぼ
)
僅
(
わずか
)
躑躅
(
つつじ
)
翁
(
おきな
)
繞
(
めぐ
)
緩々
(
ゆるゆる
)
犇々
(
ひしひし
)
煙管
(
きせる
)
灯火
(
ともしび
)
脆
(
もろ
)
譬
(
たと
)
谺
(
こだま
)
鶲
(
ひたき
)
躯
(
からだ
)
軈
(
やが
)
辷
(
すべ
)
鋒杉
(
ほこすぎ
)
頻
(
しき
)
顫
(
ふる
)
鬣
(
たてがみ
)
鵯
(
ひよどり
)
不図
(
ふと
)
尠
(
すくな
)
中
(
うち
)
俄
(
にわか
)
偶々
(
たまたま
)
儘
(
まま
)
先
(
ま
)
咫尺
(
しせき
)
嘶
(
いなな
)
嚢
(
ふくろ
)
囀
(
さえず
)
夥
(
おびただ
)
婦
(
おんな
)
宛然
(
さながら
)
少時
(
しばらく
)
沁々
(
しみじみ
)
屡々
(
しばしば
)
峰頂
(
みね
)
幽
(
かす
)
忽
(
たちま
)
悪戯
(
いたずら
)
晴々
(
はればれ
)
松籟
(
しょうらい
)
枳殻
(
からたち
)
樵夫
(
きこり
)
櫟
(
くぬぎ
)
櫨
(
はぜ
)
欣
(
よろこ
)
毟
(
むし
)