トップ
>
谺
ふりがな文庫
“谺”の読み方と例文
読み方
割合
こだま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こだま
(逆引き)
を三唱すると、その声は遍く洞内に響き渡って、
谺
(
こだま
)
はさながら月がこの一隊を祝するように、「月世界探検隊万歳※」と唱え返した。
月世界跋渉記
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
久
(
ひさ
)
しぶりで、
恁
(
か
)
うして
火
(
ひ
)
を
置
(
お
)
かせたまゝ、
氣
(
き
)
に
入
(
い
)
りの
小間使
(
こまづかひ
)
さへ
遠
(
とほ
)
ざけて、ハタと
扉
(
ひらき
)
を
閉
(
とざ
)
した
音
(
おと
)
が、
谺
(
こだま
)
するまで
響
(
ひゞ
)
いたのであつた。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この自然と
伽藍
(
がらん
)
に
拠
(
よ
)
って、何を考え、何を志向していたか、当時の彼らの
生態
(
なりわい
)
やら生き
谺
(
こだま
)
がそこはかとなく心に響いてくることだった。
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
谺(こだま)の例文をもっと
(100作品+)
見る
“谺(
木霊
)”の解説
木霊(こだま、木魂、谺)とは、樹木に宿る精霊である。また、それが宿った樹木を木霊と呼ぶ。
また山や谷で音が反射して遅れて聞こえる現象である山彦(やまびこ)は、この精霊のしわざであるともされ、木霊とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
谺
漢検1級
部首:⾕
12画
“谺”の関連語
木魂
木魅
樹霊
“谺”を含む語句
谷谺
谺響
水谺
木谺
山谺
谺姫
谺返
谽谺
野谺
“谺”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡太郎
泉鏡花
橘外男
三遊亭円朝
ニコライ・ゴーゴリ
江戸川乱歩
佐々木味津三
江見水蔭
三好達治