“小間使”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こまづかい51.4%
こまづかひ28.6%
こまづか14.3%
おこま2.9%
パーラーメイド2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも有福者は花嫁の家から一生使うべき小間使こまづかいを添えて来るのが大抵通常である。これで全く結婚の事が終ったというのじゃない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
姿すがた婀娜あだでもおめかけではないから、團扇うちは小間使こまづかひ指圖さしづするやうな行儀ぎやうぎでない。「すこかぜぎること」と、自分じぶんでらふそくにれる。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
照彦てるひこ様はまもなく台所で見つかって、お母様のお部屋へやへ引かれてゆく途中とちゅう小間使こまづかいの手のこうに歯あとの残るほどかみついて、また一つつみがふえた。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
わたし小間使おこまだとおもつてるのよ』とあいちやんはけながら獨語ひとりごとひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
或る財産家の息子が、小間使パーラーメイドだつたと記憶してゐるが。