“駈”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
86.2%
かけ10.5%
はし1.3%
0.5%
かく0.3%
かけり0.3%
がけ0.3%
0.3%
0.3%
0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“駈”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)8.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
子供は丁度ラシャの靴をはいてチヨコ/\とけ歩くやうになつてゐたが、孤独な詩人のためには唯一の友であり兄弟であつた。
哀しき父 (新字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
要次郎がかう云つた途端に、二匹の犬がそこらの路地ろじからけ出して来て、あたかもおせきの影の上で狂ひまはつた。
村を出はずれて峠道とうげみちにさしかかるといつものように背後からがらがらと音がして町へ通ってゆく馬車がかけて来た。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
昼は地下に潜入して昼寝をむさぼり、夜となれば星明りの青白い曠野の上をかけつこなぞして、結構面白がつてゐたのです。
清太は百年語るべし (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
あたまうへ草山くさやま灰色はひいろくもれ/″\になつてはしる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
勉強をしたいと思うあとから、とてつもなくだらしのない不道徳な野性が、私の体中をはしりまわっている。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
水をもうとする処へ、少年を促がしつつ、廻りけに駈けつけた孫八があわただしく留めた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奇妙な病気もあるものだ。まさか式部は、その水癲癇とやらいう病気でもあるまいが、どうだ、蛸め、われら二人抜けけてこの濁流にこまをすすめ、かの宇治川うじがわ先陣、佐々木と梶原かじわらごとく、相競って共に向う岸に渡って見せたら、臆病おくびょうの式部はじめ供の者たちも仕方なく後からついて来るだろう。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
きらめくやいばは金剛石の燈下にまろぶ光きら/\截切たちきる音はそらかく矢羽やばねの風をる如く
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この源太は二度のかけりをする勇気もないので、寒菊の無難をせめてもの幸いに、箙の梅をたずさえて今夜はそのまま帰ってくると、家には中嶋が来て待っていた。
十番雑記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
正月飾りに、魚河岸に三個みッつよりなかったという二尺六寸の海老えびを、緋縅ひおどしよろいのごとく、黒松の樽に縅した一騎がけの商売ではいくさが危い。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おおぜいのひとたちは祖母のまわりにせ集い、一斉に鈴虫みたいな細い声を出して泣きはじめた。
玩具 (新字新仮名) / 太宰治(著)
兵古帯ヘコオビズルズルキズリナガラ書店ショテンケツケ、女房ニョウボウノヘソクリヌスンデ短銃タンジュウウガゴトキトキメキ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
一 マダケスマジキ事
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)