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『十番雑記』
ふりがな文庫
『
十番雑記
(
じゅうばんざっき
)
』
昭和十二年八月三十一日、火曜日。午前は陰、午後は晴れて暑い。 虫干しながらの書庫の整理も、連日の秋暑に疲れ勝ちでとかくに捗取らない。いよいよ晦日であるから、思い切って今日中に片附けてしまおうと、汗をふきながら整理をつづけていると、手文庫の中 …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「思ひ出草」相模書房、1937(昭和12)年10月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
駈
(
かけり
)
陰
(
くもり
)
傍
(
かたわ
)
已
(
すで
)
寂寞
(
じゃくまく
)
狼狽
(
ろうばい
)
羊羹
(
ようかん
)
罹災
(
りさい
)
纏
(
まと
)
箙
(
えびら
)
立退
(
たちの
)
禍
(
わざわい
)
盥
(
たらい
)
襦袢
(
じゅばん
)
無暗
(
むやみ
)
烟
(
けむり
)
潜
(
くぐ
)
漲
(
みなぎ
)
滅多
(
めった
)
苛々
(
いらいら
)
襖
(
ふすま
)
殆
(
ほとん
)
覚束
(
おぼつか
)
賜物
(
たまもの
)
贅沢
(
ぜいたく
)
足下
(
あしもと
)
路
(
みち
)
躄
(
いざり
)
轢
(
ひ
)
頗
(
すこぶ
)
額田
(
ぬかだ
)
麹町
(
こうじまち
)
把
(
と
)
亢奮
(
こうふん
)
俄
(
にわか
)
傷
(
いた
)
先
(
ま
)
冒
(
おか
)
列
(
なら
)
双面
(
ふたおもて
)
反古
(
ほご
)
口上
(
こうじょう
)
叮嚀
(
ていねい
)
因
(
よ
)
外套
(
がいとう
)
復
(
かえ
)
懲
(
こ
)
注
(
つ
)
拡
(
ひろ
)
捗取
(
はかど
)
推量
(
おしはか
)
掴
(
つか
)
掻
(
か
)
提
(
さ
)
揚
(
あ
)
時雨
(
しぐれ
)
晦日
(
みそか
)
来
(
きた
)
横
(
よこた
)
一先
(
ひとま
)
泥濘
(
ぬかるみ
)