“捗取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はかど92.9%
ちょくしゅ1.8%
はかどつ1.8%
はかどら1.8%
はかどり1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この教え方は、道も長いし、迂遠うえんなようであるが、落ちつく処へ落ち附くとかえって歩みはすみやかで、どんどんと捗取はかどるのであります。
おおいに事の捗取ちょくしゅとなるべけれども、この事ほとんどあるべしとも思われず、一時人心を慰撫いぶせんがために与えたまえるがごときは、他日また奪回したまうことあるべければ
つきマア聞てくれ今日は思ひのほか都合つがふよく午前ひるまへに商賣も捗取はかどつたから淺草の觀音樣へ參りそれより上野の大師さまへまはらうと車坂までゆきし所不思議にも國元の大橋文右衞門樣に御目にかゝ斯々かう/\いふ事よりあと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つけるに外見みえを捨てその蝙蝠傘かうもりがさを借り遂に兩杖となりたるぞあはれなる道は捗取はかどらねど時が經てば腹は减りてまた苦を重ぬるを道人勇みを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
発熱後はいつも頭脳明瞭にして仕事の捗取はかどり非常に早ければ昨年頃までは徹夜して為したる仕事多かりしが、翌日苦しき故に今は徹夜する勇気なくなりたり。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)