“回”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めぐ33.9%
かえ25.1%
まわ15.5%
くわい4.8%
かい4.0%
めぐら3.2%
かへ2.8%
まは2.0%
2.0%
2.0%
たび0.8%
0.8%
メグ0.8%
0.4%
がえ0.4%
まわり0.4%
よこしま0.4%
カヘ0.4%
パン0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何云ふ様に自分の態度を執るか、了見をめるか、口を利くか、身体を動かすか、智慧をらすか、力を用ふるかといふ事である。
些細なやうで重大な事 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
迦羅奢は、常の聡明な自分にった。ふだんは、良人は気短で気のあらい人と考えていたのが、今はあべこべにあることに気づいた。
そこで信田へ大ぜい家来れて狐狩りにたのでした。けれども運悪く、一の中をっても一獲物もありません。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
んなで一要領ず、山頂では、かに埴輪破片雲珠鞆等)を見出したのみ、それで大發掘つた。
ていると、く二、三もぐるぐるまわってから、へ、できるだけの速力で、っていきました。
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)
名士せば即ち神仙 卓は飛ぶ関左跡飄然 鞋花笠雪三千里 雨にし風にる数十年 ひ妖魔をして障碍を成さしむるも 古仏因縁を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
山を下つて新市街を過ぐる時、アカシヤ並木の若葉が持つ柔かな鮮緑を車上より幾たびもしつつ歎賞した。
つてたら、文庫ちてゐて、這入つてゐた手紙なんぞが、無茶苦茶してあつた。御負御馳走いてつた
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
こゝに於てか伯の全心は、基督教を最初の純朴なる位地にへす事に注ぎたり。其小説のに一箇の偶人をやとうて、言はしめて曰く
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
まず最初、輸送船団の船長と、それを警護する艦隊の艦長の委員会の情景から、クランクがわされている。
映画のもつ文法 (新字新仮名) / 中井正一(著)
彼は親友の前にの影をし、その消息をさへ知らせざりしかど、陰ながら荒尾が動静の概略を伺ふことを怠らざりき、こその参事官たる事も
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
何んといっても天上陰気がぐって来たのだから致方がない、結局死骸となってわってしまう。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
河隈のに根ふ竹と 竹。なびきぞる。水を狭めて。﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
武庫小舟粟島背向つつともしき小舟 〔巻三・三五八〕 山部赤人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
もつれて二、三歩、二人の体がよろけ合ったかと見ると、軽く身を寝かした金吾が、敵の体を足業に乗せて、ストンと猫りに乗りかかって、手もなくそこへ捻じ伏せました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが此ののファイナルで、又々清三を極度に不快ならしめることがもち上った。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
「令狐譔の持論は正しい、志もでない、条理も立っている、罪を加えることができない、放還して遺直をすがよい」
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
明治二十八年はつて、まことに芝居国の春と言ふにふさはしいのどかな気象が、少くともこの世界だけには著しかつた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
音が聞こえてから、目でその音源を追究する代わりに、カメラをしてそれを追究する。これはよくやる手法である。
耳と目 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)