“概略”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらまし56.7%
がいりゃく13.3%
がいりやく6.7%
あらかた6.7%
およそ3.3%
おほかた3.3%
おほむね3.3%
おほよそ3.3%
ざっ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく渾然こんぜんたる作品を得ることは困難でござりますという意味を概略あらまし陳述して、若井兼三郎の作家に対する好意を御披露に及んだ所
博士が身を多難たなんにさらして、各地をめぐり、心霊学者や行者ぎょうじゃに会い、親しく見聞し、あるいは共に研究したところについて概略がいりゃくをのべた。
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
吉三郎はお濱から事件の概略がいりやくを聞いたらしく、平次の前に立竦たちすくんだ顏は、不安に顫へて居りました。
初めさせし處僥倖しあはせ繁昌はんじやうして今ではまづ不足ふそくもなくくらし居りて十七歳になる娘一人まうけたり概略あらかた後藤先生の眞實しんじつに御世話下されたるわけは右申通りゆゑ今度さいはひ私が供をしながら昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うたれ夫にて概略およそわかつたり先月せんげつ初旬はじめ了源寺の所化しよげいつはりたる坊主はまさしく其の願山で有うと何樣なにさま其方の別懇べつこんにする曲者ならん此儀はどうぢやと思ひがけなき事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
概略おほかた藤五郎の事ならんが大岡殿の仁心じんしんにて藤五郎家來と申越れしと見えたりとて早速さつそく用人のばんすけ十郎と言者いふもの越前守殿役所へ罷出ければ越前守殿佐十郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
致し候故概略おほむね答へんとの事なるが然らば其方に尋ぬべし書面に是有これある所の建部たてべ郷右衞門ばんすけ十郎の兩人舊來きうらいの思ひ立ちとは如何なる譯なるぞ此儀心得居るかと申さるゝに左仲はこゝぞと思ひ其の事故ことがら嫡子ちやくし藤五郎亂心らんしん仕つり候に付先達せんだつて御屆申上候弟すけ五郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
我は汝によりて詩人となり汝によりて基督教徒クリスティアーノとなれり、されどわが概略おほよそゑがける物を尚良く汝に現はさんため我今手をべて彩色いろどらん 七三—七五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
またはその頃の名物といったようなものを概略ざっと話して置きます。