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あらまし
ふりがな文庫
“
概略
(
あらまし
)” の例文
かく
渾然
(
こんぜん
)
たる作品を得ることは困難でござりますという意味を
概略
(
あらまし
)
陳述して、若井兼三郎の作家に対する好意を御披露に及んだ所
幕末維新懐古談:61 叡覧後の矮鶏のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
受取
(
うけとり
)
再三
(
よく/\
)
見終り如何にも斯樣に委しき證據あれば
概略
(
あらまし
)
は知たりと云つゝ又熟々思案するに斯る事に
繋
(
かゝ
)
り居ては面倒なり山内めを
呼出
(
よびいだ
)
し渠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
彼は親友の前に
自
(
みづから
)
の影を
晦
(
くらま
)
し、その消息をさへ知らせざりしかど、陰ながら荒尾が動静の
概略
(
あらまし
)
を伺ふことを怠らざりき、こ
回
(
たび
)
その参事官たる事も
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
その行列の
概略
(
あらまし
)
は、かつてシカチェ府に私が居った時分に説明したのと同一でありますからここには略します。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
をぢ君のことば短なる物語にて、その
概略
(
あらまし
)
を知りし時は、我等もいたく驚きたり。おん身はをぢ君の書を獲たるならん。その書は優しき書にはあらざりしならんといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
その
概略
(
あらまし
)
をば晝間峠の茶屋で其處の爺さんから聞いて來たのであつたが、いま眼の前にその本人を見守りながらその事を思ひ出してゐるといかにもいぢらしい思ひがして
山寺
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
誠に気の毒な事をしたと申しながら奥へまいって、
何
(
ど
)
ういう訳で
今日
(
こんにち
)
あのような目に
遇
(
あ
)
ったか、事の
概略
(
あらまし
)
は聞いて来たが、一通りお前の口から聞かしてくれと申しまして
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何故
(
なぜ
)
「どうしたものだろう」かとその
理由
(
ことわけ
)
を
繹
(
たず
)
ねて見ると、
概略
(
あらまし
)
はまず
箇様
(
こう
)
で。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
加藤は先づ
概略
(
あらまし
)
の病状を訊いた。智恵子は痛みを怺へて問ふがまゝに
答
(
こたへ
)
る。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お上ではただ今老中方御評議の真最中だと、事の
概略
(
あらまし
)
が
載
(
の
)
せてある。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
と云うのが記事の
概略
(
あらまし
)
である。附記として斯うも書いてあった。
人間製造
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
浮
(
うか
)
め大岡殿の
仁心
(
じんしん
)
を悦び
感
(
かん
)
じ
飛
(
とぶ
)
が如くに馬喰町の
旅宿
(
りよしゆく
)
へ
戻
(
もど
)
れば友次郎お花は今日の
首尾
(
しゆび
)
如何なりしと
右左
(
みぎひだり
)
より
問掛
(
とひかけ
)
るに忠八は越前守殿の
仁智
(
じんち
)
の
概略
(
あらまし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
というところから、私は、後藤貞行氏の
人為
(
ひととなり
)
と馬について研究苦心された
概略
(
あらまし
)
を岡倉校長へ紹介しました。
幕末維新懐古談:69 馬専門の彫刻家のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
その
概略
(
あらまし
)
は今物書くべき心地もせねば、
精
(
くはし
)
しき事の顛末をば、羅馬に到り着きて後にこそ告ぐべけれ、手を握らで別れ去ることの心苦しさを察せよといふ程の
意
(
こゝろ
)
なりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
同伴
(
つれ
)
というは男で斯う斯うしたものと
概略
(
あらまし
)
を語りまする。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
致し候が十年程以前
病死
(
びやうし
)
致し候由に御座候
是
(
これ
)
にて澤の井の一
條
(
でう
)
は
御得心
(
ごとくしん
)
に相成候やと云に次右衞門三五郎は是を
聞
(
きゝ
)
何
(
いか
)
にも
概略
(
あらまし
)
は
相分
(
あひわか
)
りたり其若君と澤の井を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まず、いろいろの話をする前に、前提として私の父祖のこと、つまり、私の家のことを
概略
(
あらまし
)
話します。
幕末維新懐古談:01 私の父祖のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
後はまた出来るからとまず
鑿打
(
のみう
)
ちに掛かり四、五日
経
(
た
)
って
概略
(
あらまし
)
狆が出来、これから仕上げに掛かろうという所まで
漕
(
こ
)
ぎつけ、モデルの本物の狆と比べて眺めて見ると
幕末維新懐古談:53 葉茶屋の狆のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
カヤ方の仕事師は
人足
(
にんそく
)
を使って雛形をたよりに仕事に取り掛かって、大仏の形をやり出したのですが、この仕事について私の考えは、まず雛形を渡して置けば大工と仕事師とで
概略
(
あらまし
)
出来るであろう。
幕末維新懐古談:63 佐竹の原へ大仏を拵えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
大工と仕事師とで
概略
(
あらまし
)
出来るであろう。
佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
“概略”の意味
《名詞》
概 略(がいりゃく)
大体の内容。
(出典:Wiktionary)
概
常用漢字
中学
部首:⽊
14画
略
常用漢字
小5
部首:⽥
11画
“概”で始まる語句
概
概念
概算
概括
概報
概説
概見
概況
概画
概目