“人為”のいろいろな読み方と例文
旧字:人爲
読み方割合
じんい66.7%
ひととなり20.0%
じんゐ6.7%
ひととな6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
材料の精選とともに材料の原味を殺さぬこと、その味というものは、科学や人為じんいでは出来ないものでありますから、それをとうとぶのであります。
日本料理の基礎観念 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
これ以上に聡明な人為ひととなりと品格を表わす例が他にありうるだろうかと克子は感動して見まもったほどであった。
すべての人為じんゐのものの無常の中で、最も大きい未来を有してゐるものの一つは、矢張科学であらう。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
相手の人為ひととなりに完全にされてしまって、ただ由あるお旗下の成れの果てか、名前を聞けば三尺飛び下らなければならないれっきとした御家中の、仔細あっての浪人と