“じんい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人為76.9%
刃囲15.4%
人意7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——主燈の消えたのは、人為じんいではない。怒るを止めよ。天命である。なんの魏延のとがであるものか。静まれ、冷静になれ」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木曾の刃囲じんいを切り破って、お綱と万吉を助けながら、あの夜、からくも裏街道の嶮路けんろへ脱した弦之丞は、それから数日の間に、夜旅を通して大阪表へまぎれて来ていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つたふるところ怪異くわいいしよおほくは徳育とくいくのために、訓戒くんかいのために、寓意ぐういだんじて、勸懲くわんちやうとなすにぎず。けだをしへのために、鬼神きしんわづらはすものなり人意じんいいづくん鬼神きしん好惡かうをさつむや。
怪談会 序 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)