“焉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いずく38.9%
えん27.8%
いづく11.1%
いず5.6%
いずくん5.6%
いづくん5.6%
これ2.8%
2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“焉”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 東洋思想 > 経書42.9%
哲学 > 東洋思想 > 先秦思想・諸子百家40.0%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓12.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
いずくんぞ知らん。この間にあって道庵先生は臥薪嘗胆がしんしょうたんの思いをして、復讐の苦心をしていたのであります。
とみ跋扈ばっこするというと、いつも米国を例にとるが、いずくんぞ知らん日本にもその例にとぼしからぬを。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
君らの真理や科学や知的義務などは、そのいかめしい探究の可能的結果については、口をぬぐって関せずえんとしている。
渡り廊下でつづいた別棟に、お蓮様、丹波をはじめ道場の一派、われかんせずえんとばかり、ひっそりかんと暮らしているんです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
いづくんぞ知らん、貫一が心には、さしもの恋を失ひし身のいかで狂人たらざりしかをあやしむなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
然れども吾人、あに偏狭みづから甘んぜんや、凡そ道義を唱へ、正心せいしんを尊ぶもの、釈にも儒にもあれ、吾人いづくんぞ喜んで袂を連ねざらんや。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
この時においての智勇弁力の徒、いずくに在るかな。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
或ひと曰く、ようや仁にしてねいならずと。子曰く、いずくんぞ佞を用いん。人にあたるに口給を以てし、しばしば人に憎まる。其の仁なるを知らず、焉くんぞ佞を用いん。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ひといずくんかくさんや」で、かくさんとする人はただ一人だがこれを見る人は幾千万人ある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
待鳥君は美学者だから清元も常磐津も出来る。時々三味線の爪弾きなどしてゐるから、僕のところへ遊びにくる友人は階下に美人がゐると思つて羨しがつたりしたが、いずくんぞ知らん髯武者である。
市井閑談 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
人意じんいいづくん鬼神きしん好惡かうをさつむや。
怪談会 序 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いづくんぞ大声叱呼して柁師かぢしを警醒せざるを得んや。
王曰く虎四郡をすべて千二百人を害せり、一朝これを降せる功これより大なるはなしとて石を刻んで盟を成したと『類函』に『華陽国志』を引いて居るが、かかる猛虎を殺した報酬に石を刻んで盟を成したばかりでは一向詰まらぬ
孔子対えて曰く、子、政を為すにんぞ殺すことを用いん、子、善を欲せばすなわち民善からん、君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草はこれに風をくわ(加)うるとき必ずす。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)