“禦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふせ88.4%
あた4.7%
ぎょ4.7%
フセ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マサニ鬼雄トナツテ、異日兵ヲ以テ吾ガ国ニ臨ムモノアラバ、神風トナツテ之ヲふせグベシト。家人つつシンデ、ソノ言ニしたがフ。…………
斗南先生 (新字新仮名) / 中島敦(著)
或ひと曰く、ようや仁にしてねいならずと。子曰く、いずくんぞ佞を用いん。人にあたるに口給を以てし、しばしば人に憎まる。其の仁なるを知らず、焉くんぞ佞を用いん。——公冶長篇——
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
黄金の洪水をぎょして、あらゆる狂乱を続けて居るお駒を見ると、三右衛門の手槍は、サッと伸びました。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
さうして、其内側には、夏冬なしに簾が垂れてあつて、戸のあげてある時は、外からの隙見をフセいだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)