“無防禦”の読み方と例文
読み方割合
むぼうぎょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々から見るとあぶなくてしかたのない肉体上の無防禦むぼうぎょも、つまりは、師の精神にとって別にたいした影響はないのである。
いつも朝の寝起きのような無防禦むぼうぎょの顔つきには、どこか現実を下目に見くだして、超人的ちょうじんてきに批判している諷刺的ふうしてきな平明がマスクしているのではないか……。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
釣り込まれたようにかの女のそばへ寄って来て、思わず並んで額面を見上げた夫人は、無防禦むぼうぎょな声で
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)