“防禦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうぎょ86.4%
ばうぎよ7.6%
ふせぎ1.5%
ぼうぎよ1.5%
ボウギョ1.5%
ラ・ジフェサ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼南の清貧咄はあながち貧乏をてらうためでもまた借金を申込まれる防禦ぼうぎょ線を張るためでもなかったが、場合にると聴者ききてに悪感を抱かせた。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
あらゆる威嚇いかく、甘言、情実、誘惑に対する彼女の防禦ばうぎよ方法は、只だ沈黙と独身主義とのみ、流石さすがの剛造も今はほとんど攻めあぐみぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
雨はかれらを犬のごとくさけばしむ、かれらさちなき神なきともがら片脇かたわきをもて片脇の防禦ふせぎとし、またしば/\反側す 一九—二一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
飯田町いひだまち格子戸かうしどおとにもらじと思召おぼしめしれがそなへはてもせず、防禦ぼうぎよさくらざりき。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
防禦ボウギョ陣地ノ部署ハ寸毫スンゴウ変化アルベカラズ、ミダリニ動クモノハ厳罰ニ処ス!
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女は、サンパウロ発行の反ファシスト新聞「防禦ラ・ジフェサ」について、多くを語った。そして、その主筆である、元の社会党代議士フランチェスコ・フロラに関して、より多くの呼吸を費やした。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)