“知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
し88.6%
しら3.2%
しり1.4%
しれ1.3%
しっ1.2%
しつ0.9%
しろ0.8%
しる0.5%
ち0.4%
シ0.3%
おべ0.3%
チ0.3%
いづく0.1%
う0.1%
しるべ0.1%
じら0.1%
す0.1%
ゝ0.1%
マインド0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南洋(なんよう)のあまり世界(せかい)の人(ひと)たちには知(し)られていない島(しま)に住(す)んでいる二人(ふたり)の土人(どじん)が、難船(なんせん)から救(すく)われて、ある港(みなと)に着(つ)いたときでありました。
幸福に暮らした二人 (新字新仮名) / 小川未明(著)
正(たゞ)して申けるは是名主甚兵衞其外の百姓共能(よく)承(うけ)たまはれ將軍の上意なれば輕(かる)からざる事なり然(しか)るに當村中一同に申合せ知(しら)ぬ/\と強情(がうじやう)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それこれを信ずるのはじめ、目これを見、耳これを聞(きき)、心これを察し、その信ずべきを知(しり)て、しかるのちはじめて疑わざるに至る。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
改められけるに死人(しにん)の宿所は幸手宿と云ふ事知(しれ)ければ早速(さつそく)其所へ人を遣はし尋ねられける所三五郎と知(しれ)しにより三五郎の女房を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私しは初め天然の縮毛で無い事を知(しっ)た時、猶お念の為め湯気で伸して見ようと思い此一本を鉄瓶の口へ当(あて)て、出る湯気にかざしました
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
拙者(せつしや)は故(ふるく)から此石とは馴染(なじみ)なので、この石の事なら詳細(くはし)く知(しつ)て居るのじや、抑(そもそ)も此石には九十二の竅(あな)がある、其中の巨(おほき)な孔(あな)の中には五(いつゝ)の堂宇(だうゝ)がある
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
今度の御巡幸について地方官に諭(さと)された趣意も、親しく地方の民情を知(しろ)し召されたいのであって、百般の事務が形容虚飾にわたっては聖旨に戻(もと)るから
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
これ先生のいわゆる教門なるものは、正教を指すか、はた邪教を指すか、その意のあるところ、いまだ知(しる)べからざればなり。
教門論疑問 (新字新仮名) / 柏原孝章(著)
凡(およ)そ説(ぜい)の難(かた)きは、吾(わ)が知(ち)の以(もつ)て説(と)くこと有(あ)るの難(かた)きに非(あら)ざる也(なり)。(五七)又(また)吾(わ)が辯(べん)の能(よ)く吾(わ)が意(い)を明(あきらか)にするの難(かた)きに非(あら)ざる也(なり)。
ねこ、(中略)人家(ジンカ)ニ畜(カ)フ小(チヒ)サキ獣(ケモノ)。人(ヒト)ノ知(シ)ル所(トコロ)ナリ。温柔(ヲンジウ)ニシテ馴(ナ)レ易(ヤス)ク、又(マタ)能(ヨ)ク鼠(ネズミ)ヲ捕(トラ)フレバ畜(カ)フ。然(シカ)レドモ竊盗(セツタウ)ノ性(セイ)アリ。形(カタチ)虎(トラ)ニ似(ニ)テ二尺(ニシヤク)ニ足(タ)ラズ。(下略(げりやく))
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『あれア何だか知(おべ)だすか?』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『名の意は厳(イカ)なり。豆(ヅ)は例の之(ノ)に通ふ助辞、知(チ)は美称なり』(古事記伝)とあるごとく、厳之神、厳之霊といふ意に落付く語原であつた。
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
安んぞ知(いづく)らん、彼等は何も縛束せらるる程の義務もなければ、恩愛もなしとて、都合次第に聚散離合、所謂相手代れど主は不替(かわらず)との俗諺に墜り、此間、人に被欺(だまされ)、人に被売、数年の後、始めて
大忠(だいちう)は(九〇)拂辭(ふつじ)する所(ところ)無(な)く、(九一)悟言(ごげん)は(九二)撃排(げきはい)する所(ところ)無(な)く、廼(すなは)ち後(のち)に其(その)辯知(べんち)を申(の)ぶ。此(こ)れ親近(しんきん)せられて疑(うたか)はれず・(九三)之(これ)が難(じ)を盡(つ)くすを知(う)る所以(ゆゑん)也(なり)。
「野辺地さんの知(しるべ)辺の者ですが。」
おじさんの話 (新字新仮名) / 小山清(著)
安かれと、心知(じら)ひに伴ふや
歌よ、ねがふは (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「知(す)らない。——」
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
『まア、私(わたし)に訊(き)くの』と愛(あい)ちやんはさも迷惑(めいわく)さうに云(い)つて、『私(わたし)知(ゝ)らなくつてよ——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
詩人若し談理の弊に陥れば、其詩は即ち索然として活気を失はざるを得ず、何となれば是れ既に情(ハート)の声に非ずして知(マインド)の声なれば也。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)