“獣”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
けもの67.0%
けだもの31.5%
じゅう0.6%
えて0.3%
ししむら0.3%
ケモノ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“獣”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)5.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
婆さんはその薄暗の中に、半天はんてんの腰をかがめながら、ちょうど今何か白いけものき上げている所だった。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
群集に揉まれて、ふたりは四、五間も押し戻されたかと思うときに、大きいけものが自分たちのそばに来ていることを発見した。
半七捕物帳:29 熊の死骸 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その牛馬一ぴき々々の玩具おもちゃのような小ささ、でもさすがに、けだものの生々しい毛皮の色が、今も眼にあります。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「恐竜は、ばかなけだものなのです。ちっともこわくありませんよ。ネリはおとうさんといっしょに行くんだから、大丈夫です」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
このじゅうはごく優しい質ですけれども、尊い血の角を持って居るためにたびたび銃殺の不幸に遇うです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「すばらしい発見だ。和島丸の船員が、このボルク号の中にいた。人喰ひとくじゅうは、もう全部やっつけた!」と、貝谷は、旗のない手旗信号で、おどろくべきニュースを知らせた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「どうしたって、あれでさ、お前様まえさん、私ゃ飛んでもねえどじをったで。へい、今朝旦那様をお役所へ送ってね、それからでさ、えて引張ひっぱって総曲輪まで帰って来ると、何に驚いたんだか、評判の榎があるって朝っぱらから化けもしめえに、畜生棹立さおだちになって、ヒイン、え、ヒインてんで。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
惨虐ざんぎゃくししむら
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく)」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)