“獣”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
けもの66.0%
けだもの32.6%
じゅう0.6%
えて0.3%
ししむら0.3%
ケモノ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、その啼声だが——聞いた者の話では、人でなく、鳥でなく、虫でなく、どうもけものの声らしく、その調子は、あまり高くない。
こま犬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
儀右衛門はそこでハッとなり、鋭い苦痛を思って、ふるおののいた。彼は夜具に触れる衣擦きぬずれにも、けだものめいた熱っぽさを覚えるのだった。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「すばらしい発見だ。和島丸の船員が、このボルク号の中にいた。人喰ひとくじゅうは、もう全部やっつけた!」
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
えて引張ひっぱって総曲輪まで帰って来ると、何に驚いたんだか、評判の榎があるって朝っぱらから化けもしめえに、畜生棹立さおだちになって、ヒイン、え、ヒインてんで。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
惨虐ざんぎゃくししむら
雲霧閻魔帳 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ねこ、(中略)人家ジンカチヒサキケモノヒトトコロナリ。温柔ヲンジウニシテヤスク、マタネズミトラフレバフ。シカレドモ竊盗セツタウセイアリ。カタチトラ二尺ニシヤクラズ。(下略げりやく
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)