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衣擦
ふりがな文庫
“衣擦”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きぬず
88.9%
きぬずれ
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きぬず
(逆引き)
儀右衛門はそこでハッとなり、鋭い苦痛を思って、
慄
(
ふる
)
え
戦
(
おのの
)
いた。彼は夜具に触れる
衣擦
(
きぬず
)
れにも、
獣
(
けだもの
)
めいた熱っぽさを覚えるのだった。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
やがて廊下を隔てた隣の間でも、ドシ/\と男の足音がしたり、静かな話声がしたり、
衣擦
(
きぬず
)
れの音がしたりして段々客があるらしい。
別れたる妻に送る手紙
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
衣擦(きぬず)の例文をもっと
(16作品)
見る
きぬずれ
(逆引き)
そう思って、彼は軽い失望を感じながら、
踵
(
きびす
)
を返そうとした時だった。階段の上から、軽い靴音と、やさしい
衣擦
(
きぬずれ
)
の音と、
流暢
(
りゅうちょう
)
な
仏蘭西
(
フランス
)
語の会話とが聞えて来た。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
階段の上から、軽い靴音と、やさしい
衣擦
(
きぬずれ
)
の音と、流暢な
仏蘭西
(
フランス
)
語の会話とが聞えて来た。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
衣擦(きぬずれ)の例文をもっと
(2作品)
見る
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
擦
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
“衣”で始まる語句
衣
衣服
衣裳
衣紋
衣嚢
衣桁
衣物
衣類
衣兜
衣摺
“衣擦”のふりがなが多い著者
犬養健
ヴィクトル・ユゴー
紫式部
近松秋江
小島烏水
ロマン・ロラン
小栗虫太郎
林不忘
菊池寛
夢野久作