“流暢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうちょう98.7%
りうちやう1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれは海外の勤務からでも帰って来たのであろう、軽薄そうな三十二、三の社員が言うのであった。もちろん流暢りゅうちょうな英語であった。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
併し家持は少年にして斯く流暢りゅうちょうな歌調を実行し得たのであるから、歌が好きで、先輩の作や古歌の数々を勉強していたものであろう。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「あゝものさしですね。だうりで測り兼ねましたよ。」と手品師はその洒落しやれが云ひたいのでわざと当てなかつたのだと思はれる位、流暢りうちやうに云つた。皆は又一しきり哄笑した。
手品師 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)