“洒落”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゃれ61.6%
しやれ22.8%
しゃ5.3%
しや4.0%
しゃらく3.3%
しゃら1.7%
しやら0.6%
しやらく0.6%
じゃれ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“洒落”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.2%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行3.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
猿橋の裏を中ぶらりんで見せられたり、笹子峠から一足飛びに地獄の道行なんぞは、あんまり洒落しゃれすぎて感心もしねえのだが
彼は嘘をつきたいなどという洒落しゃれた情熱には一度だって襲われたことはあるまいし、間違っても嘘だけはつけぬ男であった。
『またはじめたな、玄竹げんちく洒落しやれふるいぞ。』と、但馬守たじまのかみ微笑ほゝゑんだ。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
輕薄でうそつきで、男のくせにお洒落しやれで、圖々しくてよくが深くて、——う聽かされると取柄はありません。
彼は嘘をつきたいなどという洒落しゃれた情熱には一度だって襲われたことはあるまいし、間違っても嘘だけはつけぬ男であった。
「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
「一と組ありや澤山ぢやないの、その布團の上へ、背中合せに寢るのも、洒落しやれてゐるわねえ、桃太郎の話か何んかしてさ」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
洒落しやれた印傅いんでんの懷ろ煙草入で、銀の吸口の煙管の端が見えてをりました。ザラにある品ぢやございません」
世の中にこんな洒落しゃらくな人があって、こんな洒落に、人を取り扱ってくれたかと思うと、何となく気分が晴々せいせいした。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
漣は根が洒落しゃらくである上に寛闊かんかつに育ち、スッキリとさばけた中に何処どことなく気品があった。
かつは、関東武者の腹には「洒落しゃらくさい青公卿ばらが」という反動やら、また「大内おおうちとて、いまは幕府の監視のうちだ」としている思いあがッた自負もある。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな洒落しゃらくさいことを言ってまた向うむきに夜着をひっかぶってしまった。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
洒落しやらくさいことつてらあうすればおまへはきつとられるよ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
洒落しやらくさい事を言つて居らあ左うすればお前はきつと振られるよ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その情の激しさは淡泊で洒落しやらくな大人の思ひもよらないことが有ると言ひたい位であります。
さういふ人の平素の洒落しやらくな處を寫さう偉なる言行を寫さうとするならば、もつと讀者の興味をそそり深刻なる印象を頭に殘す樣なものでなけらねばなるまいと思ふ。
浅井君はここに至って指の股にげついて来そうな煙草を、鼻の先へ持って来てふんふんと二三度いだ。小野さんはいよいよノンセンスなわる洒落じゃれだと思った。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)