“大道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいどう69.4%
だいだう12.2%
おおみち4.1%
たいだう4.1%
たいどう4.1%
おほみち2.0%
わうらい2.0%
ダイドウ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬方うまかた馬方うまかた喧嘩けんくわをはじめました。すなツぽこりの大道だいどうべたで、うへになつたりしたになつたり、まるであんこ のなか團子だんごのやうに。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
東京のみちの様で無く、目まぐるしい程自動車や其他そのた雑多な車の行交ゆきか巴里パリイ大道だいだうたくみに縫つて自動車を駆る滋野君の手腕は感服すべき物であつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
とお父さんが訊いた時、僕達は頂上の平坦な大道おおみちへ出た。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
至善しぜん大道たいだう遊芸いうげい小技せうぎ尊卑そんひ雲泥うんでいは論におよばざれども、孔子七十にして魯国ろこく城北しろのきた泗上にはうふり心喪こゝろのもふくする弟子でし三千人、芭蕉五十二にして粟津の義仲寺にはうむる時まねかざるに来る者三百余人
かりにも法体ほったいして菩提ぼだい大道たいどうに入り、人天の導師ともならんと心掛けたと見ゆる者が、紙の冠などして、えせわざするを見ては、堪え得らるればこそ
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ひろ大道おほみちびはねてゐたのであつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
提灯ちやうちん花籠はなかごさきつた。あとからはむら念佛衆ねんぶつしうあかどう太皷たいこくびけてだらりだらりとだらけたたゝきやうをしながら一どうこゑあげいてつた。ひつぎ小徑こみちけて大道わうらいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)