“柩”の読み方と例文
読み方割合
ひつぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これらの草稿は、やつぱり、自分のかねての決心どほり、自分のひつぎと一しよに寺に納めて後世を待つべきものではなかつたかしらん。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
白い蒲団ふとんの下に、遺骸は、平べったく横たわっていた。離れた首は、左の肩先に横向きに添えてある。涙ながら、人々は、ひつぎおさめた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前はひつぎふたをするのです。修道女たちがそれを礼拝堂に持ってゆきます。死の祭式を唱えます。それからみな修道院の方へ帰ります。