“霊柩”の読み方と例文
読み方割合
れいきゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急に、皆が静かになったかと思うと、戞々たる馬蹄の響がして、霊柩を載せた馬車が遺族達に守られて、斎場へ近づいて来るのだった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
永安宮中、なげきかなしむ声のうちに、孔明はやがてその霊柩を奉じて、成都へかえった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大正五年七月九日先生のいまだにせられざるに先立ち馬場孤蝶君悲報を二、三の親友に伝ふ。余倉皇として車を先生が白金に走らするに一片の香煙既に寂寞として霊柩のほとりに漂へるのみ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)