“棺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かん41.2%
ひつぎ38.1%
くわん16.5%
ヒツギ3.1%
やかた1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“棺”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学(児童)53.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語8.9%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語4.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この石棺せきかんほかに、陶棺とうかんといつてあか埴輪はにわのようなものかんがあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
二二 佐々木氏の曾祖母そうそぼ年よりて死去せし時、かんに取りおさめ親族の者集まりきてその夜は一同座敷にて寝たり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
何です、これは、縁起の悪い、ひつぎではありませんか、寝棺ねかんではありませんか。おおいやだ、寝棺が捨てられてある。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その夜、津の茅原かやはらの父親と、和泉いずみ猟夫さつおの父とが頭を垂れて、姫のひつぎの前に坐っていた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
三四年前反対派の大騒ぎがあつて改葬されたゾラのくわんはユウゴオと同じがんの中にむかひ合せに据ゑられて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
離屋の中に入つて、嚴重に雨戸を締めさせた平次は、暫くは、物音一つ立てずに、くわんの中に入つた佛樣のやうに、全く靜まり返りました。
「これでは、あまり寒々としてゐる。モガリの庭のヒツギにかけるひしきもの—喪氈—、とやら言ふものと、見た目にかはりはあるまい。」
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「これでは、あまり寒々としてゐる。モガリの庭のヒツギにかけるひしきもの—喪氈—、とやら言ふものと、見た目にかはりはあるまい。」
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
万葉集に『沖つ国知らさむ君がやかた黄染きじめの棺神の海門渡る』とあるのは、黄に染めた柩が浪のままに流れて往く水葬の光景を詠じたものである。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)