“棺臺”の読み方と例文
新字:棺台
読み方割合
くわんだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきぼんには赤痢せきりさわぎもしづんであたらしいほとけかずえてた。墓地ぼちにはげたあかつちちひさなつかいくつも疎末そまつ棺臺くわんだいせてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
村落むら人々ひとびと好奇心かうきしんられてづ/\も棺臺くわんだいをそつとげてた。へび依然いぜんとしてだらりとよこたはつたまゝであつた。人々ひとびとみはつた見合みあはせた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それからまた日目かめほとけおくつて村落むらもの黄昏たそがれ墓地ぼちうた。へび猶且やつぱり棺臺くわんだいかげらなかつた。へび自由じいう匍匐はらばふにはあまりに瘡痍きずおほきかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)