“瘡痍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうい50.0%
きず25.0%
さうい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして彼はそのなぞを解かんとせず、瘡痍そうい繃帯ほうたいせんとした。万物の恐るべき光景は、彼のうちにやさしき情をますます深からしめた。
勘次かんじかれ輕微けいび瘡痍きず假令たとひ表面へうめんだけでもいからおもつておもてさうしてかれ同情どうじやう言葉ことばをしまないものをもとめたが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
此作は我心の瘡痍さういいやすべき藥液なりき。我は自ら以爲おもへらく。人々若し我此作を讀まば、その我に苦痛を與ふることの非なるを悟りて、善く我を遇するに至るならんと。